トゥーランドット訳詩付

  

    




  オペラは苦手でありますが・・・荒川静香選手の華麗なフィギアーの舞いに魅せられて・・・


トゥーランドット姫に求婚する男は、彼女の出題する三つの謎を解かなければならない。解けない場合は斬首.。
今日も謎解きに失敗したペルシアの王子が、月の出とともに斬首されるべく、喝采する群衆の中を引き立てられてくる。ダッタン国王子のカラフは一目見てその美しさの虜となり­、新たな求婚者となることを宣言し三つの謎を解いてしまう。
全ての謎を解かれ、父の皇帝に「結婚などしたくない」と哀願するトゥーランドット姫に、カラフは「それでは私も一つの謎を出そう。私の名は誰も知らないはず。明日の夜明け­までに私の名を知れば、私は潔く死のう」と提案する。
北京の街に「今夜は誰も寝てはならぬ。求婚者の名を解き明かすことができなかったら住民は皆処刑する」というトゥーランドット姫の命令が下る。王子の名を知る者として連行­されて来たリューが名前を白状するよう拷問を受けるが、彼女は口を閉ざし衛兵の剣を奪い取って自刃する。リューの死を悼んで全員が去り、トゥーランドット姫と王子だけが残­される。王子は姫に熱い接吻する。姫はリューの献身を目の当たりにしてからその冷たい心にも変化が生じており、彼を愛するようになる。ここで王子は自らの名がカラフである­とを告げる。「名前がわかった」と姫は人々を呼び戻す。
トゥーランドットとカラフは玉座の前に進み出て、「彼の名は......『愛』です」と宣言する。群衆は愛の勝利を高らかに賛美する。